仮面浪人の備忘録

仮面浪人を志す全ての人のために。

仮面浪人をしようか迷っている人へ

今回は、仮面浪人をしようか迷っている人に向けて、自分の経験を元にメリットとデメリットの両方をお伝えします。どちらか一方だけを書くなんてことはしないですよ。すべての物事にはよい面と悪い面があるものなので。以下、メリット⇒デメリットの順に紹介します。

 

 

メリット

 

①落ちても居場所がある

 

 これが一番大きいでしょう。万が一落ちても仮面先の大学の2年生になることができますし、キャリア的にも仮面浪人をしていたことは伏せておくことが出来ます。

 

 

②大学の授業を受けることで教養が広がる

 

 これも大きかったりします。一件役に立たないように感じられる大学の授業であっても、どこかでその知識が使える場面に出会うものです。現代文において背景知識として有効だったり、小論文のテーマそのままかもしれません。

 

③偏差値では計れない人間的な魅力を持った人に出会える

 

 大学へ行くと、「何でこの人こんなに面白いんだろう」「この人何でかわかんないけど惹かれるな」という人が多くいることに気づきます。多様性です。出会う人の種類が高校の時とは明らかに違うんですね。

 

④大学の施設が使える

 

 当たり前かもしれませんが、大学の図書館や食堂が使えます。特に大学の図書館は広く、豪華なところが多いので勉強する場所としては欠かせないでしょう。

 

⑤大学の生活は息抜きになる

 

  受験勉強は基本的に苦しいものです。そのような生活の中で、大学の授業に出たり、大学の友人と話すことは(意識していなくとも)リフレッシュさせてくれます。

 

 

デメリット

 

①圧倒的な勉強時間の少なさ

 

   大学の授業に出る必要がある以上、どうしても現役生や予備校浪人生に絶対的な勉強時間では劣ってしまいます。その分、効率を上げなければなりません。

 

②予備校の授業は基本的に受けられない

 

    既卒生のほとんどの予備校は年度を通してフルカリキュラムでしか受講できない仕組みになっています。つまり、「数学の授業だけ受講する」などは出来ません(一部の予備校を除く)。ただし、季節講習などを受けることは可能です。

 

③友人との関わり方が難しい

 

  大学生になると、クラスやサークルなど、他人と関わる場所、機会が増えます。すると必然的にクラス会やコンパなどイベントも増えることになりますが、受験生である以上、すべてに参加することは出来ませんし、避けるべきです。そのためには友人からの誘いを断る必要がありますが、あまりに断りすぎるとグループの中で浮いてしまう可能性があります。難しい所ですね。

 

④途中で折れる可能性がある

 

  基本、大学生には誘惑が多いです。サークル、バイト、クラスの気になるあの子…。そのような誘惑を自力で断ち切る必要があります。友人に誘われても「いや、今日はちょっと無理」と断る必要があります。仮面浪人には強い信念、情熱、自信が必要です。

 

⑤周りに相談出来る人が少ない

 

    仮面浪人をすると、自分から探そうとしない限り他の仮面浪人生に会うことはほぼないでしょう。周りを見ても大学生しかいないので、基本的に相談は出来ません。自分で自分と向き合い、解決の方向に持っていく必要があります。

 

 

 

これまで、仮面浪人のメリットとデメリットを紹介しました。少しでも役に立てば幸いです。